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- 面接のポイント ー 事前準備・本番編 ー|イクテン!
【保育士の面接】事前準備から本番までを徹底攻略!
保育士不足といわれていても、誰でも採用されるわけではありません。
新規オープニングや高待遇の人気園ともなればなおさらのこと。
「どんなことを質問されるのだろう?」
「何を答えればいいのだろう?」
「どんなところを見られているのだろう?」
と色々考えてしまい、面接が苦手だという人も多いとか。
”内定を次々もらえる人” と ”なかなか合格できない人” は何が違うのでしょうか?
園長や採用担当者が採用面接において”どんなポイント”を見ているのか。
”面接の事前準備”から”面接時の具体的な質問内容”までを徹底攻略!
【事前準備編】~保育園の面接前に必ず確認すること~
保育士の面接は、”パッと見た第一印象で評価が決まる”とも言われています。
これから志望動機や自己PRを一生懸命伝えたとしても、第一印象の影響力が強いのです。
外見と言っても顔かたちではなく、面接というTPOに合わせた身なりが大事です。
まず身だしなみで気をつける”ポイント”をお伝えします。
【服装】
一般企業と違い保育士の面接は服装に指定のない場合が多いですが、スーツを着用したほうが賢明です。
面接に何を着てくるかで、社会人としての常識を身につけているかどうかが判断されるといっても過言ではありません。
スーツの色は黒、紺、グレーが無難。
しわが付いているとだらしない印象になってしまいますので、前日にしっかりアイロンをかけておきましょう。
インナーはブラウスでもカットソーでもOKですが、レースやフリルなどの付いていないシンプルなデザインのものを選びましょう。
そのときに忘れがちなのがインナーの色。
インナーは一番顔に近い部分ですから、顔の印象に直接影響を与えます。
似合わない色を選んでしまうと、顔色が悪く不健康そうに見えてしまいかねません。
面接に実技がある場合や転職の場合は保育のお仕事後に面接を受ける場合など、スーツを用意できない場合もあります。
その場合でも、カジュアルになりすぎないように気をつけて、無地で落ち着いた色の服装になるよう心がけましょう。
スーツに比べて私服の場合は個性が出やすくなりがちですが、面接でのオシャレや個性的な服装はマイナスの印象を与えてしまう場合が多いようです。
個性的な服装とは原色や鮮やかな色の服です。
このような服装は避けたほうがよいでしょう。
また、ジーンズは普段着のような印象を与えてしまうため、チノパンを選ぶことをおすすめします。
【メイク】
メイクは派手にならないように心がけてください。
ラメやパール入りのアイシャドウやくっきりアイラインなどの濃いメイクは厳禁ですが、メイクが薄すぎても顔色が悪く見えてしまう可能性があります。
基本のナチュラルメイクを施し、チークを入れたあとにフェイスパウダーでおさえると自然な感じに仕上がりますよ。
【髪型】
髪の長い人はひとつにまとめて、ショートの人も顔全体が見えるようにスッキリとしたヘアスタイルにしましょう。
おでこを少し出すような髪型にすると、明るい印象になるようです。
また、雨の日は湿気で髪の毛が広がりやすいので、ヘアクリームで整えることを忘れずに。
明るい色に髪を染めている人は、黒かせいぜいダークブラウンに戻しておきましょう。
そのほか、腕時計や結婚指輪以外のアクセサリー、マニキュアは控えましょう。
【笑顔】
あとは自信を持って面接に挑みましょう。
面接当日は”笑顔を忘れず”に!
面接官の保育士も保護者も”清潔感のある服装の笑顔がステキな保育士”を待っています。
【面接する園の情報を調べよう】
面接を受ける前に、園の情報を調べておくことがとても重要です!
「分かりません」「すみません」などはマイナス印象になりますので抜かりなく事前準備を始めましょう。
園の保育理念や園児の1日のスケジュール、行事内容や求人情報など、園のHPや求人サイトなどで事前に調べておきましょう。
特に何かあった時の為に園または担当者の連絡先を控えておくこと、重要な求人情報は印刷しておくとさらに◎
また、園の場所や利用する交通手段、園までの所要時間の確認を事前に行うことで、気持ちに余裕をもって面接当日を迎えられるでしょう。
履歴書や職務経歴書などの提出書類がある場合は、封筒またはファイルに入れておき、筆記用具も忘れずに。
【面接官が見ている3つのポイント】
そして面接の大前提として、面接官があなたの何を見ているのかについてよく知っておきましょう。
それを常に意識して質問に答えることで、より強くアピールをすることができます。
面接官がチェックしているのは、
1、人柄の良さ
性格の明るさや前向きさ、笑顔、コミュニケーション力
2、経験や知識など実践的なスキル
今までの経験、特別な資格
3、熱意・やる気
この園で長く続けてくれるのか、本当にこの園で働きたいのか
この3つです。
これらを踏まえたうえで、”どのような受け答えをすれば相手の心に刺さるのか?”ということを考えておきましょう。
また、「園と雰囲気があっているか」ということも見られます。
【本番編】~保育士の面接の際に必ず質問されること~
保育士の面接で聞かれることは基本的には企業の面接と変わりありませんが、保育士の面接ならではの質問もあります。
当日慌てなくてもよいように、あらかじめ聞かれそうな質問を想定して、答えを準備しておきましょう。
以下が、面接で絶対に聞かれる3つのポイントです。
【志望動機】
保育士の面接だけではなく、どの企業の採用面接でも必ず聞かれるのが志望動機ですね。
ありきたりな回答をするのではなくその園の特徴をとらえて話すことができると好印象を持たれます。
例えば「貴園の一人ひとりの個性をのばすという保育方針に興味をもって、応募いたしました。
これまではお稽古型の園庭がない園舎でしたので、広い園庭で園児たち一人ひとりの個性を伸ばしていきたいです」
というように具体的に魅力を感じている保育理念や方針を伝えましょう。
「給料が高いから」「家から近いから」といった待遇面を全面に出すのは”マイナスイメージ”になるのでやめましょう。
【転職理由】
転職の場合、面接で必ず聞かれるのが転職理由です。
採用側としては、せっかく採用しても、また同様の理由で辞めてしまわないかを確認したいのです。
履歴書を提出しているので転職であることは明白ですが、
円満な転職理由もあれば、「自分に合わなかった」「ちょっとしたトラブルがあった」など、マイナスな転職理由もやっぱりありますよね。
とはいえ、面接で退職した園の悪口を並べるのは絶対に避けなければなりません。
あくまでも相手に自分のよさをアピールする場であることを、忘れないようにしましょう。
だらだらと愚痴を並べるのではなく、面接を受ける園に転職することで、
保育士としてどのようにプラスにつながると考えているのかを、的確に伝えることが大切です。
退職理由は不満に感じたことをストレートに話すのではなく、転職が前向きなものであることを分かってもらえる内容にするとよいでしょう。
例えば、英語の資格や運動の資格など、保育士としてアピールできる特技を持っているとしましょう。
その場合の転職理由は、
「前の園では英語を使ったお遊びやイベントがなかったのですが、こちらの園は英語の授業もしっかり行っていらっしゃるので、
転職することで保育士として自分の特技をより生かせると考えております」
など、園に「この人のスキル、欲しいな」と思ってもらえるような具体的な回答ができると、好感度が高くなります。
【保育の仕事を目指した理由】
保育士の給料は決して高くないため、給料が良いからという理由で選ぶ人はほとんどいないでしょう。
給料が高くなくても保育士の仕事を選んだのですから、採用側は応募者の保育にかける熱意を聞きたいのです。
「子どもが好きだから」、というのはもちろんですが、ありきたりな答えでは採用側の印象に残りません。
ここで他の応募者と差をつけるには、これまでに子どもとの関わりで得たものや感動したことなどを織り交ぜながら、
子どもの成長に関われる保育の魅力や保育への熱意を伝えると良いでしょう。
以上のほかにも、「自己PR」「長所と短所について」「趣味や特技」などもよく聞かれる質問ですが、なかなか答えにくい質問ですね。
上記3つについては、つぎの項目で対策をお教えします。
【本番編②】~意外と困る質問~
【自己PR】
※転職の場合
これまでの保育経験を思い出してください。
子どもや保護者とどう関わってきたのか、具体的な事例を交えて文章にまとめましょう。
保護者の方から感謝された、園児から好かれたエピソードなどがあれば、ぜひ記してください。
園でのイベントで自分が担った役割や成功体験も、コミュニケーションスキルをアピールするのに役立ちます。
とにかくこれまでの経験を棚卸し、具体的な事例をもとに自分の長所をアピールしましょう。
出産・育児により保育の現場を離れブランクがある転職の場合は、自分の子育て経験を生かして
「こんなふうに園児と関わりたい」
といったようにアピールすることをおすすめします。
保育士にとって、子育てにおけるブランクは決してマイナスにはならないはずです。
※初めての就職の場合
保育士になろうと思った経緯や、どんな保育士になりたいのかをアピールしましょう。
未経験とはいえ、例えば、園でのバイト経験や近所や親戚の子どもと関わったときのエピソードなどがあれば記しておくことが大切です。
まっさらな状態だからこそ偏見なく、その園の雰囲気に染まることができるとすれば、未経験もプラスに転じることでしょう。
※共通していえること
応募する園については徹底的に調べましょう。
教育重視、遊び重視など、園によって理念はさまざまです。
園の雰囲気や保育体制を研究することで、
「自分にはこういうところがこの園に合っていると思う」
という具体的なアピールポイントが見いだせるはず。
ほかの園ではなくこの園で働きたいという思いを伝えられるとよいですね。
【長所/短所】
長所には、「ほかの人と協力して働く」「まわりの人と仲良くなれる」という要素を入れると良いです。
保育園には、たくさんのパート保育士や正社員の保育士がいます。
年齢も経験も様々な保育士たちと一緒に働くうえで、周囲の人と協調して働けるかというのは、人事担当なら気になりますよね。
また、特にパートの場合、年下や経験が浅い正社員の保育士の指示に従う場面も多くあります。
そういうときに、トラブルを起こさず円滑に働いてくれるかというのは、気になるところですよね。
短所については、「早起きができない」「すぐ風邪を引いてしまう」など、遅刻や欠勤、責任感のないように見える要素は避けましょう。
【趣味/特技】
履歴書に書いてある趣味や特技について質問されることもよくあります。
自分の好きなことや得意なことに関しては比較的話しやすいですが、
事前にどのように話すかシミュレーションしておくと言葉に詰まることもなく会話が弾むでしょう。
【本番編③】~逆質問をされた時の対処法~
「最後に何か質問はありませんか?」
と聞かれて、固まってしまった!という経験をした人はたくさんいます。
この時のポイントは、
1、ホームページなどで情報を入手できそうなことは避ける
2、給料や福利厚生、残業など現実的すぎることは避ける
3、「はい」「いいえ」で終わらず、具体的な答えが返ってくる
といったことを踏まえた質問をすることです。
こんな時は、面接官の個人的な想いを聞き出してみるのがいいでしょう。
例えば、
「保育のお仕事で、一番やりがいを感じられたのはどういったことでしょうか?」
という質問。
面接担当者も保育士であれば、その答えは必ず持ち合わせているでしょうから熱弁してもらえると思います。
その際、さりげない聞き上手さもアピールできると良いですね。
また、面接中や園見学などででた話題についてさらに深掘りして聞くのも有効です。
【番外編①】絶対に見られています!園見学時のポイント
園見学時の振る舞いも採用側はしっかりと見ていますから、社会人としての適切な振る舞いを心がけましょう。
以下が園見学時のポイントです。
・園の担当者に会う前にコートは脱いでおくこと。
・暑い時期でもスーツなどの上着は脱がないで常に着用する。
・笑顔を忘れずに、園の担当者や園内ですれ違う方、園児にもあいさつをきちんとする。
・見学中に携帯を見ることは避けましょう。電源をOFFまたはマナーモードにするのが礼儀です。
・見学が終わり園の出口まで見送っていただいたときには、深めのお辞儀をして丁寧にお礼を言ってその場を離れる。
・見学後にお礼状を出しておくと印象が良く、内定の確率が上がるかもしれません。
【番外編②】ピアノ、作文…面接以外の対策も?
ピアノ
面接の前後に、ピアノなどの実技試験を行う園もあります。
課題曲を事前に知らせる場合と自由曲を弾く場合など,、園によって違いがあります。
自由曲は基本的に自由に好きな曲を弾けばよいのですが、保育園ですから、童謡が一番わかりやすいでしょう。
作文
作文の試験がある場合、通常、テーマを与えられますが、焦ってすぐに書き出さずに、構成をしっかり考えてから丁寧な字で書きましょう。
作文では、意味の通じる文章か、字がきれいかどうかも見ています。
まとめ
面接への不安は少し解消できましたでしょうか?
いろいろ書きましたが、最初に触れたように採用側が重視するポイントは、とにかく明るさや人当りの良さです。
質問に対する内容ももちろん大切ですが、暗い表情で答えているといくら良い内容でも、評価は低いでしょう。
言葉使い、態度から自然に伝わってくる人物像が採用側の決め手になることは多いです。
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面接までの事前準備はかなり重要です!
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